メタボおじさんが保冷剤を背負ってみるの巻. その名は「クールリュック


夏のウォーキングは,汗をかくのもある意味,目的のひとつなのですが, あまりの暑さと汗に萎えてしまって,ルートをショートカットしてしまったり, 後半はバスで帰って来てしまったり...

何か策はないか?,本末転倒か?,などと思いつつ,ググリはじめました.


クールリュック COOLRUCK」なるものを発見. 香川のオーダメイド縫製店 山本縫製工場 が開発・製造・販売する商品.


暑い夏を乗り越える新感覚保冷リュック [クールリュック]
 

カッコイイ.色使いも3種類から選べるとのこと.
入浴介助の現場の声で作られたとのこと.(朝日新聞デジタルYAHOO!ニュース)

保冷剤を背負う,他社類似品もいくつかありました.
ICE BACK」 「アイスリュック」 「冷タスキ」... 「縦型」 「横型」...

他社類似品と比較すると、以下の点を全て満たすものは,クールリュックだけでした.

他社類似品では,リュックサックのようにベルト部分の長さ調節ができるものもありましたが, この手の商品では,体にぴったりフィットさせることが重要なため, ベルトの長さ調節のためのバックルが体に食い込んで痛くなりがちです.
クールリュックはそのようなバックルがない代わりに,2サイズ用意されているのと, 脇の下の部分にゴムが入っていて伸縮することから,フィット感抜群です.

類似の他社製品よりもお値段少々お高めではありますが,
冷却に適したフィット加減と肩や腕の動きやすさとを両立!!
単なるカッコ良さだけではありません!!


まずは,室内でエアコンを消して,冷却効果を試してみました.

エアコン稼働時の室温:28.0度

エアコンを消して30分ほど経過時の室温:31.0度
体全身がじめじめしています.

試着してみたところ,ギリギリ〜ピッタリの中間くらいの第一印象です.
ナデ肩なので脇の下がちょいキツメ,背中の最下部は少し余裕ありです.
フロントバックルを留めることができました.
フロントバックルの長さを調整してみると,ピッタリな感じになりました.
背中を冷やすという商品の性格上,ゆったりサイズよりもぴったりサイズの方が効果があると思いますので,これはこれでアリかと.

確かに冷えます.エアコン消してても快適.
3時間,エアコン消してても快適でした.
保冷剤の結露は若干ありましたが,クールリュックがしっかり吸水してくれているので, Tシャツの背中は濡れていませんでした.


保冷剤を凍らせる際の注意点として, あくまで平らに冷凍庫に入れて凍らせることが重要です.
冷凍庫のドアポケットのところに立てかけて冷凍してしまうと, 保冷剤の下の方にいくに従って,ポッコリお腹のような凍り方をしてしまいます.
こうなってしまうと,保冷剤の冷感が体にうまく伝わらず, 冷え具合が悪過ぎてしまいます.要注意.
実際に,クールリュックを背負って外出して散歩してみました.

外気温にもよりますが,2〜3時間,冷却効果が続きます.
汗が完全に止まるわけではもちろんありませんが,だいぶ,快適です.
暑さで,ウォーキング中,萎えてしまう,といったことはなくなりました.


クールリュックに添付されていた保冷剤は,透明のゲル状のもので,
ケーキ屋さんで夏場にケーキを買った時に入れてくれるような感じの保冷剤です.
大きさは,ケーキ屋さんのとは違い,500グラムと大きいものです.

しかし,世の中には,あのような透明ゲル状の保冷剤の他にも, BBQの時等に持っていくクーラーボックスに入れるタイプの保冷剤があったはずです.
プラスティックの中に,青色の液体が入っているものです.
あれならば,もっと冷えるのではないか,もっと冷却効果が続くのではないか,と考えた次第です.

ホームセンターを何件か回ってみました.
正方形に近い保冷剤が多く, クールリュックに添付されていたゲル状保冷剤のような, 縦長のタイプのものがなかなか見つかりませんでした.
あるいは,大き過ぎて,クールリュックに入りません.

合いそうなサイズで,まず見つけたのは, ロイヤルホームセンターのPB商品の350グラムタイプのものでした.

ロイバリュ 保冷剤ハードパック 350グラム
幅11cm×縦16.5cm×厚さ3cm
材料:内容物:水,増粘剤,容器:ポリエチレン
JANコード:4-980278-612388
MADE IN CHINA

これはちょっと小さいせいか,容器の割に内容物の量が少ないせいか, クールリュックに入れた時に, 背中の下の方だけしか冷却効果がなく,イマイチでした.
試みに,クールリュックの底の部分に,スポンジとか, ハンドタオルを丸めたものを入れて,底上げしてから, 入れると,背中のいい感じの位置にあたり,冷えます.

次に, ホームセンター くろがねや というところで,バッチリのサイズのものを見つけました.

アマゾンでも売っています.

「氷雪500」
協越化学製作所
幅12cm×縦18cm×厚さ3cm
500g
内容物:吸収性ポリマー、水、着色剤
冷凍に8〜10時間、保冷効力 8〜10時間(使用状況により異なります)
JANコード 4-525737-90527

この保冷剤ですと、3〜4時間持ちました.
また、背中の冷え度合いが増します。
夏場のスポーツ観戦、野外作業をする方には、オススメです。
ただ、プラスティックのハードケースに入っていますので、
背中を頻繁に丸めたり、伸ばしたりする方は、少し痛いかもしれません。


クールリュックを使い込んでいくうちに,思わぬ弱点?を見つけてしまいました.
保冷剤が溶けだしてくると,溶けた溶液が保冷剤の容器の中で,下の方に集まってしまい, クールリュックが後ろにさがってしまい,背中の首の方に保冷剤がうまく当たらなくなってしまいました. 結構,冷え具合が悪く感じます.
私自身が,なで肩・ねこ背という影響もあるかもしれません.

下図のように,もう1本ストラップを追加してもらって,それも閉めれば, 保冷剤が溶けだしても,クールリュックが後ろにさがってしまうことは ないことがわかりました.

クールリュックの製造元の 山本縫製工場さんに メールで相談したところ,ストラップを追加で付けてくれるとのこと.
さっそく,使っているクールリュックを返送し, ストラップ追加のお直しをしてもらいました.

こんな仕上がりとなって返ってきました.

これで,完璧です.


屋外で連続装着したい場合,上記の保冷剤の他に,「叩けば冷える」という タイプの保冷剤を持っていくと良いでしょう. 常温で持っていっても, 確かに,叩けばすぐ冷えるのですが, 冷却時間は,10〜30分程度しか持たないようです. たくさん持っていきましょう(笑)
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